高校に入学してから数カ月が経ち、クラスにも馴染んで新しい友達も出来た。
友達がこの人を好きなんだ、と伝えてきた。「お前は好きな人いる?」そう聞かれたが僕はその友達が待っているような返しをしなかった。
「いない」
ただ一言、そう伝えた。
高校には僕が好きと言える人がいなかった。僕と仲良くしてれる女の子がいてもその人と綾瀬さんを重ねてしまい、その女の子を心のなかで否定してしまっている。僕はまだ綾瀬さんが好きなんだ。そう理解してしまったのはいつだろうか。それはきっと綾瀬さんと話さなくなった頃からずっとだろう。綾瀬さん以上に僕が好きになるような人は今後現れる気がしなかった。
僕は友達に誘われてインスタグラムを始めた。僕はそれにハマり、昔、仲良かった人や高校になってから友達になった人などと繋がった。ある日、たまたまインスタをしていた時におすすめに綾瀬さんと思わしき人がいた。僕は高校になって初めて携帯を持ったので綾瀬さんの連絡先を知らなかった。僕は綾瀬さんらしき人のアカウントにフォローリクエストを送った。
翌日、インスタを開くといくつかの通知が来ていた。その中に綾瀬さんらしき人からのフォローリクエストが来ていた。僕はいきなりその人のDMに「綾瀬さんですか?」と聞いた。少ししてから「うん!」と返信が来た。僕は嬉しかった。ずっと欲しかった綾瀬さんの連絡先をしれたのだからおよそ十ヶ月ぶりに綾瀬さんとの接点を見つけれたのだから。だから僕は諦めない。綾瀬さんにはもう高校で好きな人がいるのかもしれない。彼氏が出来ていもおかしくない。しかし、僕は今の綾瀬さんのことは何も知らない。だから、綾瀬さんに彼氏がいたとしてもそれを知るまでは諦めない。だって、もう二度と中三の時に味わったような後悔をしたくないからだ。振られてもいい。それでもこの恋を終わらせたい。この気持ちを綾瀬さんに伝えたい。今までの僕は恐れすぎていた。被害ばかりを考えてしまっていた。でも、そんな考え方はもうしない。成功しか考えない。過去は切り捨てなくていい。いい未来ばかりを考えてもいい。もう逃げたくない。逃げない。綾瀬さんにこの思いを伝えるまで。もう二度と後悔したくない。
僕は綾瀬さんとそれからまた話すようになった。DMを中心に話し、ある時綾瀬さんを遊びに誘って一緒に出かけたりもした。
日々が過ぎていって春が近づくある日、僕はある決意をした。綾瀬さんに告白する決意を。
友達がこの人を好きなんだ、と伝えてきた。「お前は好きな人いる?」そう聞かれたが僕はその友達が待っているような返しをしなかった。
「いない」
ただ一言、そう伝えた。
高校には僕が好きと言える人がいなかった。僕と仲良くしてれる女の子がいてもその人と綾瀬さんを重ねてしまい、その女の子を心のなかで否定してしまっている。僕はまだ綾瀬さんが好きなんだ。そう理解してしまったのはいつだろうか。それはきっと綾瀬さんと話さなくなった頃からずっとだろう。綾瀬さん以上に僕が好きになるような人は今後現れる気がしなかった。
僕は友達に誘われてインスタグラムを始めた。僕はそれにハマり、昔、仲良かった人や高校になってから友達になった人などと繋がった。ある日、たまたまインスタをしていた時におすすめに綾瀬さんと思わしき人がいた。僕は高校になって初めて携帯を持ったので綾瀬さんの連絡先を知らなかった。僕は綾瀬さんらしき人のアカウントにフォローリクエストを送った。
翌日、インスタを開くといくつかの通知が来ていた。その中に綾瀬さんらしき人からのフォローリクエストが来ていた。僕はいきなりその人のDMに「綾瀬さんですか?」と聞いた。少ししてから「うん!」と返信が来た。僕は嬉しかった。ずっと欲しかった綾瀬さんの連絡先をしれたのだからおよそ十ヶ月ぶりに綾瀬さんとの接点を見つけれたのだから。だから僕は諦めない。綾瀬さんにはもう高校で好きな人がいるのかもしれない。彼氏が出来ていもおかしくない。しかし、僕は今の綾瀬さんのことは何も知らない。だから、綾瀬さんに彼氏がいたとしてもそれを知るまでは諦めない。だって、もう二度と中三の時に味わったような後悔をしたくないからだ。振られてもいい。それでもこの恋を終わらせたい。この気持ちを綾瀬さんに伝えたい。今までの僕は恐れすぎていた。被害ばかりを考えてしまっていた。でも、そんな考え方はもうしない。成功しか考えない。過去は切り捨てなくていい。いい未来ばかりを考えてもいい。もう逃げたくない。逃げない。綾瀬さんにこの思いを伝えるまで。もう二度と後悔したくない。
僕は綾瀬さんとそれからまた話すようになった。DMを中心に話し、ある時綾瀬さんを遊びに誘って一緒に出かけたりもした。
日々が過ぎていって春が近づくある日、僕はある決意をした。綾瀬さんに告白する決意を。