インテリぶって この俺達を
馬鹿にしたよな 目で見るが
ここの飲み代 割り勘だ馬鹿
ああ人生の 別れ道
右へ折れるも 左へ行くも
賽の目次第 運次第
どの目が出ても お前は駄目だ
明日のことを 誰が知る
一寸先は 真っ暗闇さ
どうせ人生 一度きり
泣いて笑って 呑めや唄えや
けちったらしく 暮らすより
財布の底を ひっくり返し
よれた質札 肴にし
呑んでしまえば 停年なのさ
彼はいろいろと差し障りのないことばかりを話したが、ほとんど、酔った様子はなく、大声を出すこともなかった。わたしは隅の方で小さくなって、彼の挙動を時々盗み見ていた。でも、何事も起こらなかった。バカみたい。参加するんじゃなかった。そこで、稲葉爽秋の『忘れよう』のような歌が生まれた。
あなたのいない白い館は
カーニバルのミラーハウス
しどけない君の幻
折り重なって囁きかける
ハープシコードから バロックが流れれば
訳もなく涙に潤んだ あなたの黒い瞳
それでもわたしは信じたい
何事もなかったんだと
あなたとわたしの有り余る青春のために
あなたが踊る白い館は
万華鏡のオペラグラス
しどけないあなたの寝姿
ソファーに揺れて誘いかける
システムコンポから バラードが流れれば
訳もなく涙に潤んだ あなたの揺れる瞳
それでもわたしは信じたい
何事もなかったんだと
あなたとわたしのかぎりない青春のために
わたしが飲んだ白い煙は
幻覚への招待状
しなだれるあなたの体が
幾重にも見え窓辺に浮かぶ
ドラッグパーティーでマリファナが出回れば
幻覚で涙に潤んだ あなたの濡れた瞳
それでもわたしは信じたい
何事もなかったんだと
あなたとわたしのかぎりある青春のために
コンパが終わったのは、八時過ぎ。全員、その店を出た。竹内という高慢な背の高い男が二次会に行こうと言い出したので、その男の後ろについて行った。途中で横田さんが、
「喫茶店に入ろう」
馬鹿にしたよな 目で見るが
ここの飲み代 割り勘だ馬鹿
ああ人生の 別れ道
右へ折れるも 左へ行くも
賽の目次第 運次第
どの目が出ても お前は駄目だ
明日のことを 誰が知る
一寸先は 真っ暗闇さ
どうせ人生 一度きり
泣いて笑って 呑めや唄えや
けちったらしく 暮らすより
財布の底を ひっくり返し
よれた質札 肴にし
呑んでしまえば 停年なのさ
彼はいろいろと差し障りのないことばかりを話したが、ほとんど、酔った様子はなく、大声を出すこともなかった。わたしは隅の方で小さくなって、彼の挙動を時々盗み見ていた。でも、何事も起こらなかった。バカみたい。参加するんじゃなかった。そこで、稲葉爽秋の『忘れよう』のような歌が生まれた。
あなたのいない白い館は
カーニバルのミラーハウス
しどけない君の幻
折り重なって囁きかける
ハープシコードから バロックが流れれば
訳もなく涙に潤んだ あなたの黒い瞳
それでもわたしは信じたい
何事もなかったんだと
あなたとわたしの有り余る青春のために
あなたが踊る白い館は
万華鏡のオペラグラス
しどけないあなたの寝姿
ソファーに揺れて誘いかける
システムコンポから バラードが流れれば
訳もなく涙に潤んだ あなたの揺れる瞳
それでもわたしは信じたい
何事もなかったんだと
あなたとわたしのかぎりない青春のために
わたしが飲んだ白い煙は
幻覚への招待状
しなだれるあなたの体が
幾重にも見え窓辺に浮かぶ
ドラッグパーティーでマリファナが出回れば
幻覚で涙に潤んだ あなたの濡れた瞳
それでもわたしは信じたい
何事もなかったんだと
あなたとわたしのかぎりある青春のために
コンパが終わったのは、八時過ぎ。全員、その店を出た。竹内という高慢な背の高い男が二次会に行こうと言い出したので、その男の後ろについて行った。途中で横田さんが、
「喫茶店に入ろう」


