千鶴子の歌謡日記

  宇宙に煌めく 千億の星
  我らの銀河は 十万光年
  灼熱と酷寒の この広い宇宙に
  鉱物と気体の 茫漠の宇宙に
  ただ一つ緑に 輝く星がある
   おお それこそ
      我が地球
   宇宙のオアシス

  天の川から 三万光年
  我らの恒星 輝く太陽
  惑星と彗星の この広い銀河に
  流星と星座の 宝石の宇宙に
  ただ一つ命に 溢れる星がある
   おお それこそ
      我が地球
      命の惑星

  宇宙の窓から 地球を見れば
  茶色の陸地が 浮かんだ水球
  風が吹き雲が飛ぶ この青い地球に
  生物と海洋の 溢れる地球は
  ただ一つみんなで 平和に生きる星
   おお それこそ
      我が地球
      みんなで守ろう


三月一日

 生きているのがいやになる時――それは不図、他人から自分のフランツ・カフカの『変身』のグレゴール・ザムザのカブトムシのような影を見せつけられるとき。その影のグロテスクな形に、その場にいたたまれなくなり、逃げ出す。デビッド・ジャンセンが演じた『逃亡者』のリチャード・キンブルのように無実を叫びながら。ハリソン・フォードが演じた『逃亡者』は、ハリソン・フォードが『インディ・ジョーンズ』で大成功を収めているイメージがあまりにも強いので、逃亡しているというリアリティに欠ける。
 わたしの場合、どこまで行ってみたところで真犯人はもう一人の自分。どうやったって逃げ切れない。鹿の子斑の死の影がいつまでたっても離れない。
「ああ、いっそのこと」