千鶴子の歌謡日記

 夜十時頃から三島由紀夫の『春の雪』を再び読み始めて、とうとう徹夜してしまった。小説を読んで徹夜したのは、島崎藤村の『破戒』『夜明け前』、長塚節の『土』、谷崎潤一郎の『痴人の愛』『細雪』、夏目漱石の『吾輩は猫である』『こころ』『三四郎』、志賀直哉『暗夜行路』、有島武郎の『或る女』、横光利一の『旅愁』、森?外の『澁江抽齋』、松本清張の『点と線』『砂の器』『ゼロの焦点』『考える葉』『黒い画集』『けものみち』、司馬遼太郎の『坂の上の雲』『龍馬がゆく』『国盗り物語』『燃えよ剣』、五味川純平の『人間の条件』、大江健三郎の『芽むしり仔撃ち』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』、レフ・トルストイの『戦争と平和』、フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーの『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』、アーネスト・ヘミングウェーの『日はまた昇る』『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』、マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』、シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』、チャールズ・ディケンズの『オリバー・ツイスト』ウィリアム・サマセット・モームの『人間の絆』、ギュスターヴ・フローベールの『ボヴァリー夫人』、デーヴィッド・ハーバート・ローレンスの『チャタレー夫人の恋人』、スタンダールの『パルムの僧院』『赤と黒』、ジャン・ポール・サルトルの『自由への道』『嘔吐』、アルベール・カミュの『ペスト』、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』、ボリス・レオニードヴィチ・パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』、北杜夫の『楡家の人びと』やトーマス・マンの『ブッデンブローク家の人々』やロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』、アレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』、ジョン・スタインベックの『エデンの東』『怒りの葡萄』、西田幾多郎『善の研究』以来だ。面白くて徹夜したものもあれば、つまらないけど読破に拘って意地で徹夜したものもある。阿佐田哲也(朝だ徹夜)の『麻雀放浪記』を想起した。もともと宵っ張りだから、読み始めたら夜が明けるということが多かった。学校がある時はそのまま授業に出て、居眠りをしている。その夜は爆睡するということの繰り返しだった。川村さんはテレビで映画を見ながらよく徹夜するという。文字情報には想像の自