千鶴子の歌謡日記

  Pはバス停の「ピー」
  Qは口ひげの「キュー」
  Rは腰に手の「アー」
  Sは白鳥の「エス」
  Tは雨傘の「ティー」
  Uはお茶碗の「ユー」

  アルファベットを覚えよう 「VWXYZ」
  Vはまちがいの「ヴィー」
  Wはブイが2個「ダブル」
  Xは手裏剣の「エクス」
  Yはばんざいの「ワイ」
  Zはスタンドの「ズィー」
  ABCDEFGHIJKLMN OPQRSTUVWXYZ

 でも、日本の子どもに最初に教えるとしたら、「あいうえお」だろう。赤ん坊は知識ゼロで生まれる。ジョン・ロックの「タブラ・ラーサ」に大人たちは情報を書き込まなければならない。情報チップを子どもの脳に埋め込むようになるまで、この作業はやむことがない。そこで、厚生労働省推奨の保育園御用達の歌が生まれる。

  ひらがなかこう「あいうえお」
  「あ」は「あんこ」の「あ」
  「い」は「いちご」の「い」
  「う」は「うどん」の「う」
  「え」は「えいが」の「え」
  「お」は「おかし」の「お」

  ひらがなかこう「かきくけこ」 
  「か」は「かえる」の「か」
  「き」は「きりん」の「き」
  「く」は「くすり」の「く」
  「け」は「けむり」の「け」
  「こ」は「こおり」の「こ」

  ひらがなかこう「さしすせそ」
  「さ」は「さとう」の「さ」
  「し」は「しじみ」の「し」
  「す」は「すもも」の「す」
  「せ」は「せんべ」の「せ」
  「そ」は「そうす」の「そ」

  ひらがなかこう「たちつてと」
  「た」は「たたみ」の「た」
  「ち」は「ちいず」の「ち」
  「つ」は「つくえ」の「つ」
  「て」は「てれび」の「て」
  「と」は「とけい」の「と」
 
  ひらがなかこう「なにぬねの」
  「な」は「なみだ」の「な」
  「に」は「にほん」の「に」
  「ぬ」は「ぬりえ」の「ぬ」
  「ね」は「ねずみ」の「ね」
  「の」は「のおと」の「の」

  ひらがなかこう「はひふへほ」
  「は」は「はっぱ」の「は」
  「ひ」は「ひかり」の「ひ」
  「ふ」は「ふくろ」の「ふ」
  「へ」は「へちま」の「へ」
  「ほ」は「ほうき」の「ほ」

  ひらがなかこう「まみむめも」
  「ま」は「まんが」の「ま」