目だけで彼のことを追いかけて後方へ視線を向けると、一瞬だけ視線がぶつかった。


しかしそれはすぐにそらされた。


微笑まれることもなく、窓の外へと視線を向ける平塚くん。


なにあれ!


あまりの感じの悪さに胸が悪くなってきて、前を向いた。


いくらカッコよくても、あれはないよね。