最初は近寄りがたいと感じていたけれど、今ではこうして他愛のない会話もできるようになった。


最も、スマホ番号を交換してから1度もメッセージや電話のやりとりはしていないけれど。


自分たちのこの関係は一体なんなんだろう。


私は殻になったお弁当箱の蓋を閉めながらぼんやりとそんなことを考えたのだった。