僕の世界に君は色を付ける。

だけど、私は君にもう一度出会えたことが、一番の幸せだと思ってるよ。これからも勉強とか、頑張ってね。体調は壊さないようにね。私がそこに今いなくても、私は君の事をずっと想ってます。大好きです。美織』
そこでメッセージは終わっていた。
「……ありがとう、美織。僕も、君に出会えたことが一番の幸せだと思ってるよ。じゃあね。美織も、次来る時まで元気でね」
そう言って僕は美織のお墓の前から歩き出した。
その時、桜の花びらが風に吹かれて、ふわっと舞い上がった。君がそこにいるような、またね、って言っているような、そんな気がした。
ありがとう、美織、僕は心の中でもう一度そう思いながら、再び歩き出す。
穏やかな春風に吹かれて、君が笑っているような気がした―—。