「久しぶり、美織」
桜が舞い散る四月。僕は、お墓に来ていた。
あれから、呼び方を星野から美織、に変えたのだ。
「……元気だった?あ、僕、今年受験なんだ。気づいたらもう一年も経っててさ」
あの日からちょうど一年。
「あ、そうだ。僕、兄さんのことも思い出したんだ。今から兄さんのところにも行ってくるよ」
あの後、僕は家族の事も思い出すことができた。
僕の兄さんの名前は京美波。僕たち兄弟の名前は、2人とも中性的だと言われていた気がする。
「……受験、頑張るからさ。美織も見守ってて。あと、友達もできたんだ」
そんなに多くはないが、美織の親友の神野さんと早見日向。他にも、話しやすくなった人は数人いた。
それから、十分くらい、暮石の前で美織と話した。というか、僕がほぼ一方的に話しているだけなのだけど。きっと美織は
「ちょっと、星奈くん待って!!話に追いつけないよ」
なんて言ってるのかもしれない。
「……じゃあ、また今度来るよ。それまで待ってて」
桜が舞い散る四月。僕は、お墓に来ていた。
あれから、呼び方を星野から美織、に変えたのだ。
「……元気だった?あ、僕、今年受験なんだ。気づいたらもう一年も経っててさ」
あの日からちょうど一年。
「あ、そうだ。僕、兄さんのことも思い出したんだ。今から兄さんのところにも行ってくるよ」
あの後、僕は家族の事も思い出すことができた。
僕の兄さんの名前は京美波。僕たち兄弟の名前は、2人とも中性的だと言われていた気がする。
「……受験、頑張るからさ。美織も見守ってて。あと、友達もできたんだ」
そんなに多くはないが、美織の親友の神野さんと早見日向。他にも、話しやすくなった人は数人いた。
それから、十分くらい、暮石の前で美織と話した。というか、僕がほぼ一方的に話しているだけなのだけど。きっと美織は
「ちょっと、星奈くん待って!!話に追いつけないよ」
なんて言ってるのかもしれない。
「……じゃあ、また今度来るよ。それまで待ってて」



