そういえば―。昨日、星野はなんで家にいたのだろうか?
「ねぇ。昨日、家に来てた理由って?」
「なんか、休みの連絡入ってないのに、無断欠席してたし、大丈夫かなって思って行ってみた」
「……朝、起きたんだけど、連絡できなくて」
「そっか」
「うん……改めてありがとう」
「お礼言い過ぎだってー。じゃあさ、今日また帰りに一緒に帰ってよ」
「いいよ」
「やった!それでさ―」
「何?」
こういう日々が続いて、秋になった。星野と関わっていくうちに、こんなに陰キャだった僕も、ある程度はクラスの輪の中に入れるようになった。
「星野さんは今日、体調不良で休み」
ある日のホームルームで、担任がそう言った。
「えー、美織が休むって珍し」
「ねー」
ホームルーム後の休憩時間、クラスメイトがそう言っていた。
星野も、体調くらい崩すよな。そう思っていつも通り一日を過ごした。
ところが、次の日も、またその次の日も、星野が来ることはなかった。
「ねぇ。昨日、家に来てた理由って?」
「なんか、休みの連絡入ってないのに、無断欠席してたし、大丈夫かなって思って行ってみた」
「……朝、起きたんだけど、連絡できなくて」
「そっか」
「うん……改めてありがとう」
「お礼言い過ぎだってー。じゃあさ、今日また帰りに一緒に帰ってよ」
「いいよ」
「やった!それでさ―」
「何?」
こういう日々が続いて、秋になった。星野と関わっていくうちに、こんなに陰キャだった僕も、ある程度はクラスの輪の中に入れるようになった。
「星野さんは今日、体調不良で休み」
ある日のホームルームで、担任がそう言った。
「えー、美織が休むって珍し」
「ねー」
ホームルーム後の休憩時間、クラスメイトがそう言っていた。
星野も、体調くらい崩すよな。そう思っていつも通り一日を過ごした。
ところが、次の日も、またその次の日も、星野が来ることはなかった。



