星野は食べ終わった後のお皿をお盆に乗せて、キッチンへ再び向かった。
もう一度戻ってきた星野は、
「これ、私のだけど、よかったら飲んで。頭痛、和らぐから一回一錠ね」
と言って、コップに入った水と何錠分かの薬をサイドテーブルに置いた。
「じゃあ、私これで帰るね」
そう言って踵を返そうとした星野の手を握る。
「へっ?何?」
「あの……いろいろありがとう」
僕がそう言うと星野は首を振った。
「友達だし、当ったり前じゃん!!じゃあ、お大事にね」
星野はにこっと笑ってそう言うと、帰っていった。
翌日、まだ本調子ではないものの、星野が置いて行ってくれた薬を飲んで、一晩寝ると、頭痛も割と改善して、熱も下がっていた。
「あ、京くん!完全復活!?」
学校の昇降口で目が合って星野に話しかけられた。
「…まだ本調子じゃないけど。昨日は、ありがとう」
「うん、全然!困ったときはお互いさま」
もう一度戻ってきた星野は、
「これ、私のだけど、よかったら飲んで。頭痛、和らぐから一回一錠ね」
と言って、コップに入った水と何錠分かの薬をサイドテーブルに置いた。
「じゃあ、私これで帰るね」
そう言って踵を返そうとした星野の手を握る。
「へっ?何?」
「あの……いろいろありがとう」
僕がそう言うと星野は首を振った。
「友達だし、当ったり前じゃん!!じゃあ、お大事にね」
星野はにこっと笑ってそう言うと、帰っていった。
翌日、まだ本調子ではないものの、星野が置いて行ってくれた薬を飲んで、一晩寝ると、頭痛も割と改善して、熱も下がっていた。
「あ、京くん!完全復活!?」
学校の昇降口で目が合って星野に話しかけられた。
「…まだ本調子じゃないけど。昨日は、ありがとう」
「うん、全然!困ったときはお互いさま」



