渋々振り返ると、そこにいたのはやっぱり星野で。
「こら、こんなに可愛い友達を置いて、一人で先に行こうとするなんて、やっぱり薄情な奴だなぁ」
『こんなに可愛い友達』って……。普通自分で言うことだろうか。
「ほら、早く行くよ!」
一体どこまで自分勝手な奴なんだ。
「君はさ」
僕が話しかけると、星野は
「おっ、君から話しかけてくれるの?何々?」
と少し驚いたように言ってくる。
「これはお返しって言ったよね」
「え?うん」
「全然お返しになってないんだけど」
昨日までなんの関わりもなかった陰キャと陽キャが急に絡み始めたら、傍からみると十分滑稽なのではないだろうか。
「え、何言ってんのー。だって、君友達いないじゃん。だから、私が友達にって。あ、もしかして」
星野はそこまで言うとにやっといやらしい笑みを浮かべた。
その顔を見て、なんだか嫌な予感がした。
「こら、こんなに可愛い友達を置いて、一人で先に行こうとするなんて、やっぱり薄情な奴だなぁ」
『こんなに可愛い友達』って……。普通自分で言うことだろうか。
「ほら、早く行くよ!」
一体どこまで自分勝手な奴なんだ。
「君はさ」
僕が話しかけると、星野は
「おっ、君から話しかけてくれるの?何々?」
と少し驚いたように言ってくる。
「これはお返しって言ったよね」
「え?うん」
「全然お返しになってないんだけど」
昨日までなんの関わりもなかった陰キャと陽キャが急に絡み始めたら、傍からみると十分滑稽なのではないだろうか。
「え、何言ってんのー。だって、君友達いないじゃん。だから、私が友達にって。あ、もしかして」
星野はそこまで言うとにやっといやらしい笑みを浮かべた。
その顔を見て、なんだか嫌な予感がした。