黙って愛菜に背を向け帰ろうとした時、愛菜が

「本当にごめんなさい。愛菜、蓮がかまってくれなくて寂しかったの。もう絶対にしないから許して。」

こいつは今の男の事だけを知っていると思ってる。

俺は最後に愛菜の目を見て

「もう無理。一生なおんねーよ。さようなら。」

と言って歩きながら手を振った。

正直3年半も付き合ってたし、少し同棲でもしてから結婚したいと、こっそりお金を貯めていた。

それも今日で終わった。