気が付くと愛菜のマンションの前にいた。

そこで俺は目を疑った。

玄関の前で愛菜は男と抱き合いキスをしていた。

俺は『プツン』と糸が切れたのを感じた。

「てめーら、何してるんだー!!」

その男の後ろからおもいっきり頭を蹴った。

男は地面に倒れこんだがすぐに起き上がり、殴りかかってきた。

愛菜は「お願いやめて、愛菜が悪いの。」

でもその声は聞こえない。

殴ってる途中に気が付いたが、この前の男とは違った。

『一人じゃない。』

なぜか冷静だった。

その男はやばいと思ったのか

「ふん、ふざけるな!!」

と言って走って逃げて行った。