現実を突きつけられたのはそれから1週間がたった時だった。

夜同級生の守から久しぶりに電話がかかってきた。

『おっ、守からだ、久しぶりじゃん。』と思いテンション高めで勢いよくでた。

でも守はテンション低くて一言目はこうだった。

「今愛菜と一緒か?」

「いや一緒じゃない、2週間位会ってないけど、どうした?」

「最近おまえらうまくいってるのか?」

「えっ、普通だよ。お前こそ芽衣とどうよ?」

「おれの事はいいんだ。」

「はぁ、意味わかんねーし、何かあったのか?」