病院に着くとすぐに理子は処置室に運ばれていった。

看護師がバタバタ走り回っている。

それを止めて

「どうなんですか?」

「家族の方ですか?今はまだ何とも言えないので、後で先生からお話しします。」

俺は椅子に腰かけて、祈る事しかできなかった。

『絶対、大丈夫。』