【一括アップver.】つれずれなるままに

 いつもアリは一生懸命働いているイメージである。
 絵本や童話でアリがでてくると、働き者で善のキャラクターになる。
 有名な「アリとキリギリス」のお話は、最近のバージョンだとアリとキリギリスをあまり批判しないようだ。
 昔はキリギリスが冬にエサをアリに分けてもらおうとすると、拒否されて飢え死にする話だった。
 それが分けてあげてみんなハッピーになっていた。
 アリのようなキャラクターは、日本人の国民性からすると理想的なキャラのような気がする。
 しかし、キリギリスのような芸術家肌のキャラも許すようになった。


------------------------- 第61部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
現代人は個性を煽られている

【本文】
 アイデンティティとは、個性と言い換えられる。
 個人、民族、組織、集団、国など、さまざまなレベルで使われる。
 アイデンティティというと、皆で話し合って決めたり、昔の歴史を紐解いて軌道修正したりできるような気がする。
 だが、個性というと個人のパーソナリティであり、簡単に修正できない気がする。