【一括アップver.】つれずれなるままに

 60代にも刺激になった。
 このイベントを通じて、
 長い人生の一瞬を共有した。
 街でバッタリと会ってもこのような相互作用は起こらない。
 出会いとは、素晴らしいものだといつも思う。
 ガンジーの言葉を借りて、こういいたい。
「若者は、明日死ぬかのように生きよ。
 老人は、永遠に生きるかのように学べ」

------------------------- 第59部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
苺と批判主義

【本文】
「苺は、草になる。
 草になる果実は、野菜である。
 ゆえに苺は野菜である」
 こんな話を聞いた。
 三段論法だとこのようになってしまう。
 苺は果物であることは疑いようがないが、
 なぜこんなことになってしまうのだろうか。
 このような例外はどこにでもあるものだ。
「一つの論には、必ず反論がある」
 哲学者のカント派の批判主義の精神である。
 人間の認識能力の限界を吟味する態度で、
 すべての事象を検討する。
 野菜と果物を分類しようとするとき、
 定義を必要とする。
 だが、明確な定義を論理的に決めると、