そうは言っても、もうこの方法しかなかった。これ以上一人で考えても、悪いことしか思いつかないだろう。木村先輩を冒涜するようなことは、もう二度と考えたくない。

 そういえば、もう良い時間だ。これ以上遅くなると、善斗くんだけではなく家族にも迷惑をかけてしまう。スーパーの屋上を後にした。