貴方だけを見つめてる


6-6とまで来た不二君と幸村君

「すごい試合だよぃ」

「今まで、こんな試合見たことないぞ」

「あぁ」

それほどまでに驚いている
立海のメンバーと青学メンバー

ベンチコーチの椅子に座っている、手塚君に
水分用のボトルと冷やしておいたタオルを渡すと

タイブレークが始まる前に戻って来た
不二君は、頭から、タオルを被って首から冷やしているようだ

「大丈夫かな」

「黒崎、心配いらないよ。あの不二だ。
きっと勝って帰ってくるさ」

そうだといいんだけど

コートに入る前に、水分補給をした不二君
同じくして、コートに戻って来た、幸村君。

「幸村君、顔色あまりよくないね」

「「!?」」

そう言った私の言葉に、立海のメンバー全員が幸村君の方を向いている

「確かに、顔色が良くねぇ」

何だろう。
脱水?
いや。熱中症の症状にも似たような感じだ

不二君の打ったボールでさえ返せないくらい
今は立っているのがやっとなのかもしれない

「タイム!」