貴方だけを見つめてる


届いていた荷物をほどき終わって
少しだけ眠ろうと思っていたのに

「・・・な」

?

「・・・ル・・・ナ」

だぁれ?

「月渚」

「蓮二・・・」

あれ?何でここに蓮二がいるの?

「寝ぼけているな。東京にいるはずの
月渚がなぜここにいる」

「へ!?い、今何時!?」

「もう夜だ」

嘘・・・
そう思ってスマホを見ると

19時になっていて

「マジだ・・・」

こんなに寝るはずじゃなかったのに

「で?なぜ月渚はここにいる」

「荷解きで来てたんだけどなぁ」

窓を閉めようと立ち上がると

「窓なら全て閉めてあるぞ」

「ありがとう」

「不用心にもほどがある
早く嫁に言ってくれて正解だ」

なんつー幼馴染だ

「だが、これでは仁王も心配で仕方がないだろう」

「どうだろうね。
今日はどうするんだ」

「このままここに泊るよ。
1日早く帰って来たと思えばいいだけの話でしょう?」

「そうだが・・・月渚の両親は
反対しそうだな」

そんなことないよ。
そう言おうと思ったけど言わなかったのは
既に両親とも、私がここに住むということを知っているからだ

「何か作るよ。蓮二は夕飯は?」