後ろから抱き着かれてしまった私
「仁王。黒崎は」
「俺の彼女じゃき。狙うなや」
彼女・・・?
「その割には、黒崎がキョトンとしてるけど」
「何じゃ、その意外そうな顔は」
「だ、だって・・・っ」
「だっても無かろう?
俺は黒崎を好いている。黒崎も
俺の事を好いているんじゃろ?」
「そうだけど・・・」
「立派なカップルの成立じゃ」
そんなもんなの?
「クスクス」
「不二君?」
「仁王。黒崎が思っている仁王の好きは
他のメンバーと同じタイプの好きだと思っているんじゃないのかい?」
「は?」
まさか、嘘だろとでもいうような表情で
見てくる仁王君
「じっくり、攻めていくとするかのぉ」
「はい!?」
「仁王。そう、月渚を虐めていると逃げられてしまうぞ」
「逃がすわけがない。逃げようとしても
儂が逃がさんぜよ」
シンとなってしまったテニスコート
「月渚」
「仁王、君?」
「月渚も、わしの事は名前で呼びんしゃい」
「・・・!
いいの?」
「儂は嘘はつかんぜよ」
