貴方だけを見つめてる


テニスコートに戻ると、幸村君と手塚君の試合が始まっていて

「お帰り。月渚」

「ただいま。蓮二」

蓮二の顔が私と仁王君の手に行っていることに気づいて
話そうとしたんだけど、さすがテニス部
握力は半端じゃなく強い

「なるほど。やっと、言い合えたようだな」

「あぁ」

「ここからの3年間は長そうだな」

「うん」

「大丈夫じゃき」

「仁王、君?」

「儂は、黒崎を手放す気なんてないからのぉ」

「・・・っ」

「お、顔が真っ赤になったのぉ」

バカっ

「ゲームセットウォンバイ手塚6-3」

青学が2勝しか出来ないくらいに立海も力を付けているということだろう

「流石だね。手塚負けたよ」

「俺もだ。こちらとしては、もう1つの収穫があったから
良かったよ」

「収穫?」

「仁王と黒崎だよ」

「なるほどな」

「今度は、仁王がここによく来るかもしれないが
その時はよろしく頼むよ手塚」

「来なくていい」

仁王君の手をほどいて
青学側に行くと

「お疲れ様」

「あぁ。いいのかい?仁王は」

「うん」