貴方だけを見つめてる


「お前さんは、どれだけ俺を振り回せば気が済むんじゃ」

え?

「俺は、最初から黒崎の事を好いとうと言うのに」

「!?」

嘘だっ
そんなそぶり、今まで見たことないっ

「じゃから、散々立海で部長に声がかかった時
儂が黒崎の傍におったじゃろう」

そう言えば・・・確かに
いつも、毛利先輩に声を掛けられるたび
仁王君がいたかもしれない

「何でじゃと思う?」

「たまたまいたんじゃないの?」

「なわけないじゃろ
黒崎は他人の気持ちには鈍感だと
柳から聞いていたが、ここまでじゃとは思わんかった」

「なっ」

蓮二まで、なんて言うことを言っているのっ

「俺が本気で好きじゃから、部長が誘ったときに
必ず俺がいて、取られんようにしとったのに
ある時黒崎はぱったりと部活にも現れん。
教室にもおらん。なのに、他の奴らは最初から知っているなんて
むかついとったんじゃ」

そっか

「しかも、柳は徹底して、黒崎の居場所を言おうとはせんかったからのぉ」

そりゃ言えば、学校を出てでも
こっちに来たでしょ

「俺は、黒崎と一緒に居たいだけじゃと言うのに」

「!?」