貴方だけを見つめてる


蓮二はそのまま家に止まっていくことになり
空いている部屋にということで、客室に

「相変わらず、お前の母親は忙しいようだな」

「うん。でも、今週は平気なんじゃないかな」

今日家にいられるということはそう言うことなんだろう

「そうか」

「蓮二は、私が誰と付き合っても、応援してくれる?」

「付き合う男による」

「乾君ではないけどね」

「そうか。青学に出来たのか?好きな男でも」

そういうわけではないけど

「まぁ、お前が誰と付き合っても、反対する理由にはならないからな」

「蓮二・・・」

「お休み」

「お休みなさい」

部屋に戻ると、眠りについた私

一方客間にいる蓮二は違った

「幸村」

「どうだった?黒崎の様子は」

「特段変わりはなさそうだ。
だが、気になることを言っていてな」

「気になること?」

「誰と付き合っても。月渚は俺にそう言ってきた」

「なるほど。仁王もウカウカしていられる状況ではないということだ」

「あぁ」

「柳はいいのかい?」

「何の事だ」