貴方だけを見つめてる


「何かいろいろと立海も大変なんだね」

「そうでもない
寧ろ、今まで月渚がやっていたことに比べたら
俺達のしていることなんて雑作もないことだ」

そんなことないと思うけど
立海は、レギュラー陣を含め
やることはやっている

「貞治には、当日月渚をマネージャーから外すように
伝えておこう」

「私を?」

「仁王はシングルスで当たる可能性が高いからな」

そっか

「その代わり、俺がダブルスになる」

「蓮二が?」

「あぁ。以外だろう?」

まぁ・・・
でも、立海の練習は、ダブルス形式の練習だからか
以外にも驚くというよりはやっぱりと言った感じが強い

「ねぇ、蓮二」

「何だ」

シャーペンを机に置くと

「もし、私が仁王君を好きでいても
仁王君が私を好きな確率は限りなく低いんじゃないの?」

「なるほど。だが、むしろ逆だ」

逆?

「まぁ、練習試合の当日、分かることだろう」

そっか