「黒崎」

「何ですか?毛利"部長"」

「んー。今度のさぁ土曜日」

土曜日?

「俺と一緒にどっか出かけない?」

「誰と誰がですか?」

「俺と黒崎」

ふー・・・

「ええええぇ!?」

「ナイスリアクション」

「ダメじゃ」

声が聞こえたと思ったら
後ろから抱きしめられる形で登場した
立海テニス部レギュラーの仁王雅治(ニオウマサハル)

「えー?だって、仁王には関係ないでしょ?
現に黒崎は、誰とも付き合ってない。
フリーなんだから。仁王が決める事じゃないよね?」

「フリーじゃなんて、いつ言ったかのぉ」

!?

すっごい火花が飛んでいるように見えるんだけど
どういう事・・・?

「部長。ごめんなさい。土曜日用事があって出かけるので
また、今度でもいいですか」

「この間も同じようなセリフを聞いた気がするけど
まぁ、用事があるならしょうがないね」

そう言って帰っていった毛利先輩

「で?」

「?」