貴方だけを見つめてる


「え?」

「そんなに、昨日の問題解かれたのが悔しかった?」

「!」

「それとも青学の授業レベルが遅れてるって言われた方がよかった?」

「何ですって・・・!」

「私がどこから来たのか、忘れたわけではないでしょ」

机から花瓶をどけて
落書きは消せないからそのまま
にすることに

「黒崎」

「河村君?」

「大丈夫かい?この机」

「平気よ。ここに彼らがいないだけ
まだ安心しているわ」

「そうか」

きっと、河村君は分かってくれてる
私の言う彼らが、立海のメンバーであることも

RRRRR

「ん?」

ラインが鳴ることはそう珍しいことじゃない
だけど
何で、丸井君から・・・?

「もしもし」

クラスを出て電話に出ると

「悪い。仁王が手に負えなくなっちまった」

!?

「そう」

「今は、真田と柳が止めてるが
それも時間の問題だろぃ」

「今月末まで、持たせられる?」

「それは、仁王次第だろーな」

「そか」

「ま、お前もそっち(青学)で頑張れよぃ」

「ありがとう」