貴方だけを見つめてる


あれ?でも

「立海との練習試合は・・・」

「あぁ。ランキング戦ででたレギュラー陣で行う予定だからね」

「そう」

今頃、立海もやってるんだろうか。
仁王君はちゃんと練習に来てくれているだろうか?
家に帰ったら、蓮二にでも聞いてみよう

練習が終わってから、部員たち皆が帰った後
部室で手塚君と不二君と共に作り上げた
ランキング戦の表

「これで、地区大会、都大会を駆け上がる予定だからね」

このランキング戦で決まったレギュラーが
2つの大会を駆け上がる予定のレギュラー争い・・・か

立海と当たる可能性も低いんだろうけど
それでもきっと、それまでにまた
青学も立海も力を付けてくるはず。

「手塚君、不二君」

「ん?」

「何だ」

「立海には気を付けた方がいい」

「どういう意味だ」

「立海は中学のメンバー全員が現在のレギュラーになってる。
それに加えて、U-17の毛利先輩が今の部長をやってる」

「「!?」」

「それだけの実力もある人たちがいる。
あの幸村君でさえ、毛利先輩には
勝ってる記録がない。勿論
他のレギュラーも毛利先輩に勝ってる記録がないの」

「嘘だろう?」

「あの幸村ですら勝てないのか」

「それだけの実力者というわけか」

「それと、立海は、皆
ダブルスが出来るようにダブルスでの練習がメインになってる」

「ほう」

「シングルス重視の練習じゃないんだね」