「それまで、アイツに黙ってろっていうのかよぃ」

「うん」

「そうかよ。赤也もショック受けるだろうな」

「あぁ」

確かに。後輩の中で1番私にくっついていたのは
紛れもない赤也だ。
小学校、中学校一緒だったんだから。
しょうがないと言えばしょうがない。
手のかかる弟から解放された気分になるんだろう

「明日他の奴らが聞かされるんだろ?
ってことは、明日は」

「もう、立海には来ない。
荷物もすべて東京に持って行ってあるの。

「黒崎」

「幸村・・・君?」

「どこにいても、どの部活にいても俺達は
黒崎の味方だよ。何かあれば、ここに来るといい」

「・・・っ!」

ありがとう

「仁王君の事は私にお任せください」

「柳生君」

「ダブルスでのお付き合いも長いので
抑え込むには」

「俺と弦一郎も付き合おう」

「ありがとう。蓮二」

「あぁ」