立海のテストに比べたら、それほど難しくもないテストを
何らく、クリアして

「では、後日来週からというご両親の要望で
来週から青学への編入を認めましょう」

来週・・・

確実に立海を応援できない立場になってしまった
最後位、立海であのレギュラー陣の皆を応援してあげたかった。
マネージャーとして、皆をサポートしてあげたかった

下を向きながら外へ出ると
スポーツ部らしい掛け声が外に響いていて
テニス部もそれは例外ではなかった

「黒崎」

「不二・・・君。乾君」

「浮かない顔だな」

「落ちたわけではないんだろう?」

「まぁ・・・」

言えるわけがない。立海のテニス部を応援したいのに
それが出来ない状況になってしまっただなんて

「黒崎が立海のことを心配になるのは
中学から立海にいたからだろう」

「・・・っ」

「でも、ここに転入って言うことは
やむを得ない事情があったということだ」

流石だね。
その通りとしか言いようがないけどさ

「でも、黒崎の事だから
テニス部に入れば、立海を応援は出来ない。そう思っているんだろ」

「・・・っ」