仁王君の気性が荒くなるなんてことはまず
そうそうないだろうけど
それでも、高校を卒業して
大学に戻るとしても、入試を受けなくてはいけなくなって
仁王君と会える確率は、限りなく0に近い
「月渚」
「ん?」
「青学に行けば、関東や全国にもいた、
貞治がまだテニスをしている可能性がある」
あ・・・
確か蓮二と同じデータテニスをしているという
乾君の事だろう。
「しかし、氷帝にはそう言った人物がいない事もまた事実だ」
そっか
氷帝学園高等部は確か
跡部君がまた1年にして部長をしているという情報がある。
青学も同じく
不二君が部長をしているというもっぱらの噂だ
「俺的には、青学に行って欲しいというのも事実だが
こればかりは月渚が決めることだからな」
「うん。でも、皆は許してくれるかな」
「問題ない。この柳蓮二、月渚がいない分の対処を
考え始めるとしよう」
「ありがとう。蓮二」
「あぁ」