「ないよ。
3年間で青学と当たったのは公式試合のみ。
つまり去年の全国大会以来行っていない」
「マジかよ」
「面白いことになりそうだ」
「プリ」
それに、確か青学にはもう、
「手塚のいない青学・・・というわけだ」
「うん」
「どれだけ強くなってるか。楽しみだな」
ジャッカル君がそこまで言うのも珍しい。
「無論、我々立海に負けは許されない」
「当然、勝つに決まってるだろぃ」
「月渚せんぱーい」
「赤也?」
「これ貰ってもいいっすか」
これとは、ドリンクの事だろう
「いいよ。他の部員たちにも分けてあげて」
「ういっす」
中学の部員の方まであの重たいドリンクを
軽々と持って行ってしまう赤也に感心していると
「ますます、力を付けたように思わないか?」
「うん。きっと、それだけ練習量も熟してるんだろうね」
「そうだろう。あの赤也が副部長だもんな」
「もう、心配いらない?」
「いや。それでも心配するのが俺達なんだろう」
「確かに」
「柳。黒崎」
「ん?」
「何だ」
幸村君と真田君と話していたのは知っている
「そろそろ、俺達は帰ろうと思っているんだけど」
もう、そんな時間なんだ
「分かった。なら、片付けてくるよ」
「待ちんしゃい。黒崎」
「仁王君?」