それから、私はダイエットやヘアケアなどを頑張って、自信を持てる見た目になってきて、嘘を吐くことも減っていった。そうすると、自然と自分の嫌いだった性格も変わっていった。
そして、学校にも行けるようになった。

あの後、私は家族に思っていた事を話すと、今まで、ごめんねと言い、たくさん褒められた。
ドアを壊したことは、夏美と2人で怒られた。
家族だろうと、親友だろうと、結局は他人だ。
話さないと伝わらない。

夏美は私の変わっていく姿を見て、すごく喜んでくれた。
「私のことを、信じてくれてありがとう梅雨!
梅雨は十分素敵だったけど、もっと素敵になった!」
「ありがとう、、、、お世辞でも嬉しい。」
「お世辞じゃないってば〜
素直じゃないな〜梅雨は」
梅雨は思っていることをすぐに言葉にできる。
私は素直じゃないし、照れ屋だから、夏美の様にいつか、自分の思っていることを、素直に言えたらいいなと思う。
「私ね、もう1回信じてみようと思う。
始めから信じなかったら、何も始まらないよね。」
「そうだね!お互い頑張ろう」
「私たち似たもの同士だね」と夏美は楽しそうに言った。