冬休みが過ぎた初日、私は心と学校に行き、朝の準備をしていた。
まだ、8時だったので、人が少なかった。
夏美もまだ来ていなかった。
その時はいつも通りだった。
しかし、だんだん人が増えてきて、友達と話していたら、私は急に怖くなった。
夏美の様に他の人も傷つけてしまうのではないかと。
気がつけば、私は教室を飛び出し、学校を飛び出し自分の家の前で、座り込んでいた。


私は、家を出ることも、部屋から出ることも出来なくなっていた。
家族と話すことも出来なくなった。
そして、もう声を出せなくなった。
こんな自分にまた、自己嫌悪をし、自分をもっと苦しめた。
それでも夏美は、毎日家に遊びにきてくれる。
私が部屋から出なくても。夏美に会わなくても。
スマホは部屋から出られなくなったときに壊した。
誰かと繋がっている事が怖かったから。