「お、尾崎梅雨《おざきつゆ》です。よろしくお願いしまふ。」
中学初めの自己紹介、昨日あんなに練習したのに、やっちまった〜。
賑やかな教室。
もう、グループも出来てきて、クラスのみんなは、連絡先やら交換して、仲良くなっている。
私はというと、、、
休み時間になっても、誰にも話しかけられない。
勇気のない私。
三年間、本と共に過ごすのかな?
さらば、私の青春。
鞄から本を出した時、
「ねぇ、梅雨ちゃんだよね?
私、織田夏美《おだなつみ》。よろしくね」
背の高い、かっこいい女の子が目の前に立っていた。
「え、あっ、うん。梅雨です。よろしくね。」
「梅雨って呼んでいい?」
「いいよ。夏美って呼んでもいい?」
「もちろん!・・・本好きなの?」
「好き、夏美ちゃんは?」
「私は、好きじゃない。文字読むのが苦手なんだよなー」
夏目ちゃんは意外とはっきりいうタイプらしい。
「そっかー」
「でも写真集は好き。
大切な時間を切り取った感じ」
「分かる!色んな事が一枚で伝わってくるよね」
「そう、そうなの」
そのまま話は続き、私達は仲良くなった。
話してみると、夏美ちゃんと私には共通点はあまりなくて、どちらかと言えば正反対だった。
好きな物も、得意なことも、見た目も、性格も、でも私達は友達になった。
中学初めの自己紹介、昨日あんなに練習したのに、やっちまった〜。
賑やかな教室。
もう、グループも出来てきて、クラスのみんなは、連絡先やら交換して、仲良くなっている。
私はというと、、、
休み時間になっても、誰にも話しかけられない。
勇気のない私。
三年間、本と共に過ごすのかな?
さらば、私の青春。
鞄から本を出した時、
「ねぇ、梅雨ちゃんだよね?
私、織田夏美《おだなつみ》。よろしくね」
背の高い、かっこいい女の子が目の前に立っていた。
「え、あっ、うん。梅雨です。よろしくね。」
「梅雨って呼んでいい?」
「いいよ。夏美って呼んでもいい?」
「もちろん!・・・本好きなの?」
「好き、夏美ちゃんは?」
「私は、好きじゃない。文字読むのが苦手なんだよなー」
夏目ちゃんは意外とはっきりいうタイプらしい。
「そっかー」
「でも写真集は好き。
大切な時間を切り取った感じ」
「分かる!色んな事が一枚で伝わってくるよね」
「そう、そうなの」
そのまま話は続き、私達は仲良くなった。
話してみると、夏美ちゃんと私には共通点はあまりなくて、どちらかと言えば正反対だった。
好きな物も、得意なことも、見た目も、性格も、でも私達は友達になった。