体操服の件に関しては極力サラッと流したつもり。
なのにさっそく冨永くんが余計なことを言いはじめちゃう。
「小宮山が借りた体操服って、昨日の体育で加瀬が着たやつだろ!? あんなのよく着れたよなー。オレらバスケして汗だくだったじゃん!」
「うわヤだ、やめてよ。想像しちゃう」
栞が顔をしかめるのは汗だくってワードに反応したせいだ。
「私なら無理。絶対着れない」
「そーだよ。加瀬のバッチイ体操服なんかオレだってヤだぜ」
男子がバスケしてたなんて知らなかった。私が平気で着ちゃってた加瀬くんの体操服に益々ケチがついていく。
そりゃあね。
男子の汗だくの体操服なんて、私だって絶対にイヤ。
それなのにどうして加瀬くんの体操服なら着れるのか。
誰かがそう言い出す前に、私は必死で訴えた。
女子は昨日プールだったし、服買うお金もなかった。アレしか方法がなかったんだって。
「逆に体操服以外の解決法、なんか思いつく!?」
「まあねえ。そう言われると思いつかないかも」
なのにさっそく冨永くんが余計なことを言いはじめちゃう。
「小宮山が借りた体操服って、昨日の体育で加瀬が着たやつだろ!? あんなのよく着れたよなー。オレらバスケして汗だくだったじゃん!」
「うわヤだ、やめてよ。想像しちゃう」
栞が顔をしかめるのは汗だくってワードに反応したせいだ。
「私なら無理。絶対着れない」
「そーだよ。加瀬のバッチイ体操服なんかオレだってヤだぜ」
男子がバスケしてたなんて知らなかった。私が平気で着ちゃってた加瀬くんの体操服に益々ケチがついていく。
そりゃあね。
男子の汗だくの体操服なんて、私だって絶対にイヤ。
それなのにどうして加瀬くんの体操服なら着れるのか。
誰かがそう言い出す前に、私は必死で訴えた。
女子は昨日プールだったし、服買うお金もなかった。アレしか方法がなかったんだって。
「逆に体操服以外の解決法、なんか思いつく!?」
「まあねえ。そう言われると思いつかないかも」