おじさんが入院してる殿山記念病院は、駅からバスで10分くらい。
なぜか私の隣にはまだ加瀬くんがいて、一緒にバスに揺られている。
せっかくだからオレも行くって言ってついて来ちゃったのだ。
加瀬くんにはロビーで待っててもらって、その間に私は無事お見舞いをすませた。
バスの時間を確認してから、おなかがすいた加瀬くんのために、私たちは病院前のコンビニへ。
駐車場の隅でおにぎりを食べているとぽつぽつと雨が降りはじめ、マズイかなって空を見上げてるうちにどんどん雨足が強くなり、あっという間にものすごい土砂降りになってしまった。
困ったことに、私も加瀬くんも傘がない。
「どーしよ、傘買う?」
「オレはいらない。電車おりたらどーせチャリだし。小宮山は? 傘いる?」
「私もいらない。・・走ろっか? 横断歩道渡るだけだし」
***
なぜか私の隣にはまだ加瀬くんがいて、一緒にバスに揺られている。
せっかくだからオレも行くって言ってついて来ちゃったのだ。
加瀬くんにはロビーで待っててもらって、その間に私は無事お見舞いをすませた。
バスの時間を確認してから、おなかがすいた加瀬くんのために、私たちは病院前のコンビニへ。
駐車場の隅でおにぎりを食べているとぽつぽつと雨が降りはじめ、マズイかなって空を見上げてるうちにどんどん雨足が強くなり、あっという間にものすごい土砂降りになってしまった。
困ったことに、私も加瀬くんも傘がない。
「どーしよ、傘買う?」
「オレはいらない。電車おりたらどーせチャリだし。小宮山は? 傘いる?」
「私もいらない。・・走ろっか? 横断歩道渡るだけだし」
***