今日は午後が早かったせいかいつも混んでる上りの電車がすいていて、私たちは空いていた二人がけの座席に並んで座った。
加瀬くんの下りる南坂川はここから2つ先。殿山は更にその3つ先だ。
季節は梅雨に入ったばかりで今日は一日どんよりとした曇り空。
そのおかげかあまり暑くなく、電車の中は珍しく適温だった。
空気がぬるい。
それでついまた睡魔に襲われる。
ダメだって思うのに、目蓋が下がってくのを止められない。
結局私はそのまま意識を手放してしまった。
加瀬くんの隣で、心地よく電車に揺られながら。
加瀬くんの下りる南坂川はここから2つ先。殿山は更にその3つ先だ。
季節は梅雨に入ったばかりで今日は一日どんよりとした曇り空。
そのおかげかあまり暑くなく、電車の中は珍しく適温だった。
空気がぬるい。
それでついまた睡魔に襲われる。
ダメだって思うのに、目蓋が下がってくのを止められない。
結局私はそのまま意識を手放してしまった。
加瀬くんの隣で、心地よく電車に揺られながら。