内藤くんの恋愛事情が明らかになると加瀬くんの顔がホッと晴れた。
「なんだ、そういうことか。ヨカッタ・・」
ついって感じで伸びてきた加瀬くんの手が私の二の腕あたりをそっと掴む。
「ーーーでもさ、それでもアイツとあんまり仲良くしてほしくない」
グズグズとしばらく苦情を漏らしていた加瀬くん。
だけど、急にハッとして私の腕から手を離した。
で、またこうなる。
「シマッタ、触っちゃった・・!」
「あ、いや、えっと・・」
「ゴメン、今のナシにして」
両手を小さく万歳して後ずさる加瀬くんに私は内心頭を抱えた。
さっきみたいに独占欲丸出しでヤキモチやいたりするくせに、ちょっと身体に触れただけで私の顔色窺ってビビリまくる、なんてムチャクチャな状況に加瀬くんは陥っていた。
公園で話をした時も、これだけは上手に訂正することができなかったのだ。
「触っていいよ」なんて言うわけにもいかなくて、事態はどうしようもないままに膠着しちゃってた。
「なんだ、そういうことか。ヨカッタ・・」
ついって感じで伸びてきた加瀬くんの手が私の二の腕あたりをそっと掴む。
「ーーーでもさ、それでもアイツとあんまり仲良くしてほしくない」
グズグズとしばらく苦情を漏らしていた加瀬くん。
だけど、急にハッとして私の腕から手を離した。
で、またこうなる。
「シマッタ、触っちゃった・・!」
「あ、いや、えっと・・」
「ゴメン、今のナシにして」
両手を小さく万歳して後ずさる加瀬くんに私は内心頭を抱えた。
さっきみたいに独占欲丸出しでヤキモチやいたりするくせに、ちょっと身体に触れただけで私の顔色窺ってビビリまくる、なんてムチャクチャな状況に加瀬くんは陥っていた。
公園で話をした時も、これだけは上手に訂正することができなかったのだ。
「触っていいよ」なんて言うわけにもいかなくて、事態はどうしようもないままに膠着しちゃってた。