不安そうな顔した尚がすかさずつっこんでくる。
「んじゃその手に入ってねえ残り半分ってのは何?」
「触るなって言われたからそのあたりが残り半分かな・・」
って言ったら、ふたりがスゲー勢いで青ざめた。
「オマエ、小宮山になんかしたの!?」
「・・ちょこっとだけ・・いや、結構あちこち触った・・」
「バ、バカヤロウ! 怖すぎて聞いてらんねえよ!! んで触るなって言われたわけ!?」
「たぶん」

尚、翔太、絶句。

「でもさあ、アイツそんなに嫌がってるようには見えなかっ・・「オマエはバカなの!?」
心配性の尚の顔色は、すでにほとんどない。
一喝も二喝もしてオレを厳しく𠮟りつける。

「小宮山がなんて言ったかもっかいよーく思い出せ! オマエとは友達がよくて、しかも触られたくねえって言われたんだろ?」
「ウン」
「んじゃ、触っちゃダメだろーが。『嫌がってなさそう』なんてのはオマエの主観だ。判断を誤るな」