「アレ??」
ゴックンとひとくち飲み下したカフェラテの味に違和感を感じた私は、カップの蓋を外してくんくんとニオイを嗅いでみた。
「これ、味ヘンじゃない?」
「そう? フツーにおいしいけど」
同じの飲んでる友達に聞いてみても特別な反応はない。
「えー、ホントに・・?」
おかしいなと思ってもう一口飲んでみるけれどーーー
うん。やっぱりマズイ。
いつもと全然味が違う。
カップを揺らして、トロリとクリーミーなラテの残量を確認した私は、うぷっと手で口を覆った。
そして昼食後。
午後の講堂は今日ものどか。ポカポカ暖かくて、つい眠くなる。
「あーダメ、眠い」
「すみれ最近寝てばっかじゃん」
「だってこんな気持ちいいのに、起きてらんないよ」
「まあねー」
そんなふうに友達と笑い合う午後はムチャクチャ平和だ。
加瀬くんの浮気騒動以来これといったトラブルもなく、私たちは順調に遠恋を続けていた。
もうすぐ2年目の冬がくる。
そして昨日、私はハタチになった。
平日だった誕生日はバイトだけして終わり、お祝いは加瀬くんの来る週末に持ち越している。
ゴックンとひとくち飲み下したカフェラテの味に違和感を感じた私は、カップの蓋を外してくんくんとニオイを嗅いでみた。
「これ、味ヘンじゃない?」
「そう? フツーにおいしいけど」
同じの飲んでる友達に聞いてみても特別な反応はない。
「えー、ホントに・・?」
おかしいなと思ってもう一口飲んでみるけれどーーー
うん。やっぱりマズイ。
いつもと全然味が違う。
カップを揺らして、トロリとクリーミーなラテの残量を確認した私は、うぷっと手で口を覆った。
そして昼食後。
午後の講堂は今日ものどか。ポカポカ暖かくて、つい眠くなる。
「あーダメ、眠い」
「すみれ最近寝てばっかじゃん」
「だってこんな気持ちいいのに、起きてらんないよ」
「まあねー」
そんなふうに友達と笑い合う午後はムチャクチャ平和だ。
加瀬くんの浮気騒動以来これといったトラブルもなく、私たちは順調に遠恋を続けていた。
もうすぐ2年目の冬がくる。
そして昨日、私はハタチになった。
平日だった誕生日はバイトだけして終わり、お祝いは加瀬くんの来る週末に持ち越している。