ボンヤリそんなこと考えてるうちに、いつのまにか小宮山がしーんと静かになっている。
「なあ、寝た?」
慌てて声をかけてみるも、反応がない。
「寝るのはえーよ・・」

本間さんの件も厄介だけど、小宮山の件はそれは以上。
どうしたらいいのか全くわからない。

彼女のひんやりと冷たいこめかみのあたりに頬をよせて、眠る彼女を大事に大事に抱きよせた。
オレはただ、シアワセそうにしてるオマエの顔が見たいだけ。
なんで笑わなくなっちゃったんだよ。
オレのこと、もうそんな好きじゃねーのかよ・・

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