ホントは私立受験させたい。うまいこと丸め込んでなんとかできねーかなって、悪い考えが何度も頭をよぎる。
オレは小宮山をすぐ手の届くところに置いておきたいから。

だけど、ホントにソレをやっちゃったらどうなるか。
小宮山にC大諦めさせて、強引に私立受けさせたりしたら、オレはきっと小宮山に負い目を感じてしまうだろう。
小宮山が言うことも、わからなくはないのだ。

だったらーーー

「んじゃ、オレが受からせてやるよ。C大」
「んん?? どーゆうイミ?」
「勉強教えてやるよ。理数ニガテなんだろ?」
そう言ったら小宮山が目をぱちくりとしばたいて、背筋をぴょんと伸ばした。
「い、いいの!? スッゴイ嬉しいけど、私の理数壊滅的だよ?」
「カイメツテキ??」