授業が始まっても、気になるのはさっき見た青い小箱のことばかり。
一体、誰が入れたんだろう。
少なくともクラスの子なら、私たちがつきあってることは知ってるハズだ。
それを知らない別のクラスの子か、それとも学年の違う子か。
知っててあえて、って可能性だってある。
イ、イヤだ、そんなの・・
考えれば考えるほど不安が増していく。だってどのパターンに当てはまったって全部困る。
胸の中を、ぐるぐると不安が渦巻いた。
昼休みになり、打って変わってドンヨリ落ち込んでる私に加瀬くんが呆れた顔を向けてくる。
「バカだなー。大丈夫だって」
いつもならお昼は別々に食べるんだけど、今日は私たち、ふたりだけでロボコン部の部室に来ていた。
加瀬くんが例のチョコを取り出して、テーブルにことんとそれを置く。
「開けてみよーぜ、コレ」
「えっ、食べるの!?」
私の顔色を横目で窺っていた加瀬くんがニヤけて綻んだ口元にぎゅっとグーを当てがった。
「そんな顔すんなよ、ウレシクなんだろ!」
例の小箱のラッピングをよーく観察してみると、某スポーツブランドのロゴが薄く入ったデザインになっていた。包装を解いてみると、中の箱にもやっぱり同じロゴが印刷されている。
ずーっと気になってた。
このチョコ、どこかで見たことある。
どこだっけ?
どこで見たんだっけ・・・・?
「ーーーあ! わかった、コンビニだ!」
検索してみると、やっぱりそう。
「あったあった、コレと同じ!」
「ホントだ」
加瀬くんのもらったチョコは、あるスポーツブランドとコンビニとのコラボ商品だった。値段も税込みのワンコインでとってもお手頃。
一体、誰が入れたんだろう。
少なくともクラスの子なら、私たちがつきあってることは知ってるハズだ。
それを知らない別のクラスの子か、それとも学年の違う子か。
知っててあえて、って可能性だってある。
イ、イヤだ、そんなの・・
考えれば考えるほど不安が増していく。だってどのパターンに当てはまったって全部困る。
胸の中を、ぐるぐると不安が渦巻いた。
昼休みになり、打って変わってドンヨリ落ち込んでる私に加瀬くんが呆れた顔を向けてくる。
「バカだなー。大丈夫だって」
いつもならお昼は別々に食べるんだけど、今日は私たち、ふたりだけでロボコン部の部室に来ていた。
加瀬くんが例のチョコを取り出して、テーブルにことんとそれを置く。
「開けてみよーぜ、コレ」
「えっ、食べるの!?」
私の顔色を横目で窺っていた加瀬くんがニヤけて綻んだ口元にぎゅっとグーを当てがった。
「そんな顔すんなよ、ウレシクなんだろ!」
例の小箱のラッピングをよーく観察してみると、某スポーツブランドのロゴが薄く入ったデザインになっていた。包装を解いてみると、中の箱にもやっぱり同じロゴが印刷されている。
ずーっと気になってた。
このチョコ、どこかで見たことある。
どこだっけ?
どこで見たんだっけ・・・・?
「ーーーあ! わかった、コンビニだ!」
検索してみると、やっぱりそう。
「あったあった、コレと同じ!」
「ホントだ」
加瀬くんのもらったチョコは、あるスポーツブランドとコンビニとのコラボ商品だった。値段も税込みのワンコインでとってもお手頃。