そのままごろりと横になって、小宮山のことを考えた。
初めて見た小宮山の服の下は、ビックリするくらいキレイだった。
あんなの見ちゃったのに。
自信だってついてきたのに。

「はーあ・・」

またしばらくできなくなると思ったらため息つかずにはいられない。
だからさっきも、ムリめな小宮山を強引に誘って「もっかい」を頼み込んだのだ。小宮山がイヤって言えなくなるのをわかってて。

ハルキのこと小狡いって思ってたけど、オレのほうがよっぽどヒドイ。
オレ、ズルイことばっかしてる。

寝返りをうったら、また、ふわりと小宮山の匂いが鼻をかすめる。

ああ、胸が苦しい。
いや、胸じゃないな。別のトコ。

今夜はマトモに寝れねーかもしれないな、なんて思いながらオレはそっと目を閉じたのだった。