そんな私の目の前で、テーブルに置いてあった栞のスマホがブブッって震えた。で、見えちゃったのだ。「冨永」って表示が。
メッセージを読む栞がおかしそうに笑う。栞は夏休み明けくらいから冨永くんとすごく仲がいい。
「冨永くん、なんだって?」
「へへへ。ひみつ」
だけどそんなのが許されるワケもなく、ナナとふたりで問い詰めると栞が笑いながら白状した。
「好きって言われる」って。
「栞だって嫌いじゃないよね? つきあわないの?」
「まだね」
「まだ??」
「ホントはつきあってもいいんだけどさ、ガンガンこられるのが気分良すぎてなかなかウンって言えない」
「冨永くん、気の毒・・」
もうちょっと焦らしてからOKするつもりらしい。
メッセージを読む栞がおかしそうに笑う。栞は夏休み明けくらいから冨永くんとすごく仲がいい。
「冨永くん、なんだって?」
「へへへ。ひみつ」
だけどそんなのが許されるワケもなく、ナナとふたりで問い詰めると栞が笑いながら白状した。
「好きって言われる」って。
「栞だって嫌いじゃないよね? つきあわないの?」
「まだね」
「まだ??」
「ホントはつきあってもいいんだけどさ、ガンガンこられるのが気分良すぎてなかなかウンって言えない」
「冨永くん、気の毒・・」
もうちょっと焦らしてからOKするつもりらしい。