それからあっという間に年末を迎えて、今年ももう終わり。
今日は尚と翔太がオレんちに遊びにきてる。

のんびりポテチ食いながら尚が聞いてきた。クリスマスどうだったかって。

「ラブホ、行けたぜ」
って言ったらふたりが同時に叫んだ。
「マジで!?」
「なんだ、小宮山誘えたんじゃん。よかったなー」
「まーね」

誘ってないけど。
ほとんど騙すよーにしてホテルに連れこんだことは黙っとく。

「どーだった? ちゃんとできた?? やっぱキモチイイの??」
ふたりが期待で目を輝かせる。
「スゲー気持ちヨカッタのと、最悪だったのと両方」
「最悪ってなんだよ?」
「20分しか時間なかったから・・」
「ねにそれ、どーゆう状況??」