「・・それじゃないやつは?」
「イヤだ。さっき何でもいいって言っただろ」
「そんなこと言ったっけ?」
「言った」
徐々に暗くなってきたのをいいことに、加瀬くんが堂々と身体をよせてくる。
気がつけば頭上のライトが点灯を始めていた。色味を抑えたシックな装飾。大人っぽいイルミネーションだ。
「うわースゴイ!! 加瀬くん、ライトついたよ?」
「知ってる。それより返事は?」
「か、考えとく・・」
「まったソレ!?」
いや、それはむしろ私のセリフだろう。やっとGWの返事をしたと思ったら、切れ目なくコレだ。しかも今度のは時間がない。クリスマスなんてもう目と鼻の先じゃないか。
プリプリとご機嫌の悪い加瀬くんをなだめすかし、私はこの件を一旦保留にした。
「イヤだ。さっき何でもいいって言っただろ」
「そんなこと言ったっけ?」
「言った」
徐々に暗くなってきたのをいいことに、加瀬くんが堂々と身体をよせてくる。
気がつけば頭上のライトが点灯を始めていた。色味を抑えたシックな装飾。大人っぽいイルミネーションだ。
「うわースゴイ!! 加瀬くん、ライトついたよ?」
「知ってる。それより返事は?」
「か、考えとく・・」
「まったソレ!?」
いや、それはむしろ私のセリフだろう。やっとGWの返事をしたと思ったら、切れ目なくコレだ。しかも今度のは時間がない。クリスマスなんてもう目と鼻の先じゃないか。
プリプリとご機嫌の悪い加瀬くんをなだめすかし、私はこの件を一旦保留にした。