さくっと腹をくくってスッキリしたのか、晴れ晴れとした顔で加瀬くんが私に頷いた。
「んじゃ、オレはプレゼントこれでいいから。オマエのほしいもん、なんか言ってみて?」
「いいよ。いらない」
「なんで?」
「なんでって、私だけもらえないよ」
そんなやりとりをしてたら、加瀬くんがコロリと方針を変えてきた。
「じゃあやっぱオレもらうわ。プレゼント」
「あ、そう? 何がいい? 何でもいいよ?」
「ならオレ前倒しがいい」
「マエダオシ??」
意味がわからずポッカーンとしていると、加瀬くんが顔を寄せてきてヒソヒソとささやく。
「GWに予定してたアレの前倒し」
「・・・」
加瀬くんは「なあ、イミわかる?」って言って意味ありげに自分の鼻先をすいっと私の頬に滑らせた。
甘えたい時、もしくは何かオネダリしたい時に加瀬くんはよくコレをやる。
そして今のは明らかに後者、オネダリのパターンだ。
「さ、さあ。意味がよく・・ワカラナイナ・・」
「ウソつけ」
「んじゃ、オレはプレゼントこれでいいから。オマエのほしいもん、なんか言ってみて?」
「いいよ。いらない」
「なんで?」
「なんでって、私だけもらえないよ」
そんなやりとりをしてたら、加瀬くんがコロリと方針を変えてきた。
「じゃあやっぱオレもらうわ。プレゼント」
「あ、そう? 何がいい? 何でもいいよ?」
「ならオレ前倒しがいい」
「マエダオシ??」
意味がわからずポッカーンとしていると、加瀬くんが顔を寄せてきてヒソヒソとささやく。
「GWに予定してたアレの前倒し」
「・・・」
加瀬くんは「なあ、イミわかる?」って言って意味ありげに自分の鼻先をすいっと私の頬に滑らせた。
甘えたい時、もしくは何かオネダリしたい時に加瀬くんはよくコレをやる。
そして今のは明らかに後者、オネダリのパターンだ。
「さ、さあ。意味がよく・・ワカラナイナ・・」
「ウソつけ」